川の様子

4月30日に奈半利川中流(柏木~小島)の分布調査を行いました。
たかはし河川生物調査事務所高橋勇夫さんからその概要の速報です。
水温は14.6~16.7℃でした。現時点での推定生息数は91万尾です。


調査区域内では生息数に大きなばらつきはありませんが、和田付近から上流で密度が高くなっていました。
淵では群れが多いものの、瀬では群れは少なく、単独行動に移行しつつある状態です。
サイズは全長7~17cmとばらついていますが、12cm程度の魚が多くみられました。
最大サイズは17cm程度でしたが、15cmを超えるものはわずかでした。
ただし、13~14cmのサイズは結構いますので、解禁までに十分(15~20cm)成長すると思います。
生息密度は全区間の平均で2.6尾/㎡とかなり高く、現時点では餌不足になっていませんが、
平均サイズが大きくなると過密による餌不足に陥る状態です。


15cmを超える立派なアユです。


ナワバリ争いも観察できました。